nezi-maki soundsystem blog

nezi-maki soundsystem(ねじまきサウンドシステム)というバンドをやっています。そのニュースや所感。

熊本

まず告知から。


【第二弾告知!】

ねじまきサウンドシステムの
凛として和やかパーティ
りんなご


mus.hiba ←NEW!

ねじまきサウンドシステム

&MORE…

5/28(土)開場19:00開演19:20
¥1,800+1d

会場:大久保ひかりのうま

第二弾の告知になります。mus.hibaさんにご出演いただきます!


さらに、もうお一方ご出演が決まっています。今回も、ずっと良い音楽が流れてる夜になります。絶対的にお越しください!!!

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さて、2日前から連休を利用して熊本の実家に帰省している。家は少し傷んでいるけれど、大きなヒビや傾斜などもないので、割に平穏に屋内で生活している。近所を歩くと、我が家より傷んだ建物もあれば、築年数の浅い堅牢な建物もある。どの程度の状態が危険なのかというのは、素人目には判断がつかない。屋内にいたくない、車中泊が多い、などのニュースも頷ける。

震災についてのニュースは溢れかえっているので、今回は、昨日銭湯に行った話を投稿しようと思う。今回の震災に伴い、我が家では断捨離ムードが高まっているため、僕は物の片付けなどをしている。実家に残してきた物だけに懐かしく、捨てがたい物ばかりなので、選別に時間と体力を要する。そんなわけで昨日は本を選別し、紐で括ったくらいで疲れてしまった。実家のお風呂も使えるのだが、この機会にと、近所の銭湯に行った。

国道に沿って自転車で銭湯に行った。国道沿いにはショッピングモールやホームセンター、喫茶店(アルバイトをしていた)、カーディーラー、ファミレスなどの建物がぽつぽつと並ぶ。その間には畑や用水路があり、畑の奥には住宅が見える。ブルーシートがかかった家もあれば、なんてことない家もある。


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目的地である銭湯「ばってんの湯」は、昔、「バッテンバーデン」という名前だった。ドイツの温泉地バーデンバーデンと熊本弁のばってんをもじった名称だ。その頃からよく利用している。いつの間にか、ばってんの湯になっていた。

昼3時頃だったが銭湯は混み合っていた。鍵付きの靴箱を利用しない人々も多く、入口の、家で言う玄関にあたるスペースには、サンダルやスニーカーがみっしり並んでいた。

男湯には、温度の違う浴槽2槽と、座風呂、寝風呂、露天風呂、サウナと、若干温度の低いミストサウナ、さらに水風呂がある。

髪や体を洗った後に、まずは露天風呂に行った。数分間浸かり、水面の泡や、水面を通したタイルの模様のゆらめきなどを見ていた。銭湯の等間隔に並んでいる丸い照明や、浴槽の泡や水の動きなどは、見ていて飽きない。いつも思う。ずっと水の音が聞こえるところもいい。

僕は学生時代から一人で通っていたのだけど、そんなのは少数派で、普通、学生は友達とガヤガヤ言いながら来るものだ。昨日も、ぼーっと水面を眺めていたら、露天風呂に高校生か大学生らしきグループがやってきて、楽しげに喋っていた。

サウナと水風呂を行ったり来たりするのも、ここの楽しみだ。体を拭いてサウナに入ると、階段状の席をまばらに埋めるかたちで、8〜9人ほどの男(もちろんだ)がテレビを見ている。テレビではオリックス楽天の試合を流している。僕は後部(最上段)のスペースに座った。

入室時に12分時計を確認するのも重要だ。今、分針は4。ならばくるりと回って2に来る頃が10分。それまでは居よう。

最上段から見ていると、様々な背中がある。しゅっとした背中は学生か、新卒の会社員だろうか。春風亭昇太のような髪をした人の背中はお腹を中心に肉がついている。営業さんだろうか。また、細身ながらややたるみ、シミのある背中の持ち主は、白髪で、おぢいちゃん、という感じだ。

10分が経過し暑くなったのでサウナを出て、かけ湯で汗を流して水風呂にざぶんと入る。胸のところまで水に浸かれる深い浴槽で、温度は18.2度。顔もばしゃばしゃと冷やし、浴槽を出て、オケに水を汲み頭にかけて冷やす。

良い心地なので再び露天風呂まで歩いて、椅子にこしかけて、少しの間、呆心する。でっぷりしたおじさんが壁際のベンチで寝ている。金髪でやけに色白で筋肉質な男が湯に浸かっている。僕は再度髪や体を拭いてサウナに行くと、まだ野球が続いており、楽天のチャンスのようだ。2アウト2塁。ファールで粘る打者を見ていると自然とサウナ内の男たちが緊迫する。僕も、何となく見入ってしまった。ファール。またファール。

結果、この打者は凡退した。途端に、そのイニングが終わるまで我慢していたらしき男たちが一斉にサウナから出ていく。まるで彼らもオリックスの一員で、このサウナの守備を担っていたかのようだ。

そうやって水風呂とサウナを行き来していた。何度目かのサウナでジリジリと熱を浴びていたら、先ほど、露天風呂にいた学生のグループがやってきた。暑いので彼らも特に喋らない。皆、締まったプレーンな背中をしている。

僕は12分経過したのを見て、サウナを出て再び水風呂へ入った。通路で髪と体を拭いていたところ、学生たちが一斉に、暑い、暑い、とサウナから水風呂に向かってきた。水風呂に飛び込む者もあれば、オケを使い浴槽外から水をかける者、水をかけられて嬌声を上げる者もある。

僕はそれをみて「うむ」「そうだ」「それだ」と思い、最後に熱めの浴槽に浸かった後にばってんの湯を後にした。


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(おしまい)