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nezi-maki soundsystem blog

nezi-maki soundsystem(ねじまきサウンドシステム)というバンドをやっています。そのニュースや所感。

音楽と政治

朝からこの話題で盛り上がっていて、興味のあることと絡めてブログを書いてみる。

個人的な印象だけど、この話題が大きく広がっていく結節点に「gudachan」という、昔炎上狙いのブログばかり書いていた人がまとめた、NAVERまとめの記事があると思う。

その人が今回も、人の関心を引きそうなテーマ設定で、ツイッターの大海のなかから似通ったツイートをまとめた。するとあたかも世間にその考えを持つ人々が一定規模いる気がしてしまい、それに反応したツイート(=コメント)が追随する。

それを読んで自問する。そうだな、僕にとっては、音楽や音楽イベントの中に政治性を持ち込むことは是だろうか否だろうか?

ところがそこで待ってほしい。もう何年間、こんなことに労力を費やしているんだろうか?昔、斉藤和義さんの替え歌とかで同じ話があったじゃないか。その時何か結論はあったのか?

単に「ひっかかかりのある話題」を提供されてその都度「何てことだ」と反応していただけではないか。しかも話題を提供する側にはPV数に応じて(小遣いのような)収入が入る。

こういった結節点に位置するまとめサイトとかNAVERまとめというのは、広告を貼ってPV数(=収入)を生むためのプラントのようなものなのだが、ここに注がれていく原料は、真面目に物事に向き合ってしまう人間の心だったりする。

単に遊び半分で誰かに憎悪を撒き散らしてやろうという人間もいるだろうが、少なくない数の人がそういったまとめを読んで、人間がつぶやいている群れを目にしてしまって、ひっかかってしまい、正義感や価値観で、つまり、心で反応することになる。仮にコミュニケーションとか、ガス抜きにしても、あんまり健康なことではない。

世の中には新しい市場が生まれていて、そこではどれだけ心をひっかけられるかを競う競争が起きている。特に人の心をひっかけてPVを稼ぐのに最も効率がいいのは、人の正義感とか悪意を注げる標的を差し出すことだろう。今年も、もう何人も犠牲になった。今回の「音楽と政治」は幸い炎上という騒ぎになっていないけれども。

正義感+悪意は新しい市場になっている。昔から新聞や週刊誌が担ってきた一部の機能に特化させた業態で。匿名の管理人が出所の曖昧な言葉をまとめて事業をしている。LIVEDOORブログやNAVERまとめ(両方共LINECORPORATIONのサービスだ…)とかが小銭を得る。

僕も真面目に向き合ってしまうと心が荒むだけだから、読まないでいる。けれど、見出しだけでも、目にすると疲れる。ひどい場合には正統性のない過程を経て政治や行政に影響を与える。これも疲れる。

もう「話題」も「議論」も「反応」も疲れた。全く価値がない。みんな忘れるのだから。青筋を立てた割に、人の金儲けを手伝うだけの徒労。

有志でお金を出し合いLINE社の株主になって「まとめサイトの管理人は社会的責任が大きいから身元を開示すべき」とか提案したらいいのだろうか。でもLINE社にとっては損だし、他にもいくらでもまとめに使えるサイトはあるからもうどうしようもない。

それでもみんな!前を向いて頑張っていこう!物事には良い面がいっぱいあるんだから!そもそも、ネットを見ないで本を読めばいいだけの話じゃん?あ、そうかそうか!