nezi-maki soundsystem blog

nezi-maki soundsystem(ねじまきサウンドシステム)というバンドをやっています。そのニュースや所感。

数日前に読んだニュース

数日前にネットで読んだニュース。

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刺し網というのは、漁業をするための網の一種で、ウィキによると「目標とする魚種が遊泳・通過する場所を遮断するように網を張り、その網目に魚の頭部を入り込ませる」そうだ。そこに人の脚の骨が引っかかっているのだから、見つけた人(漁師だそうだ)は驚いたことだろう。

 

陸から5キロの沖合だそうだから、海岸からみたら、水平線までは行かないだろうが、まあ遠くだろう。何事もなかったようにたっぷりと水を湛えて、波をうっていたのだろう。海というのは陸に届く先端こそ恐ろしいが、遠くでたゆたっている分には穏やかなものだ。

 

震災から約6年経った。6年という時間は短くない。そんな訳で、このニュースを見て、不思議な感覚に陥った。震災で2万人近くが亡くなったと思うが、僕はこれまでの人生でこれだけの人が亡くなる災害が起きたことはなく、多くの人と同様に精神にずっしり来た。原発の事故も重なったので混乱は深まったが、それを措いても、2万人近くが亡くなるというのは、帳尻の合わない事象で、宗教的というか、おどろおどろしい経験だった。地獄のようだと感じたものだった。自分に直接の被害はないのだから、今思い返すといい加減な話だが。

 

6年経つと生々しい気分こそ去ったが、そこにゴロッと骨が水面から現れた。どんな天気だったのだろうか。白かったろうか。いずれにせよ、アンチドラマティックに、網が上げられて、引っかかっていたのだろう。

 

DNA鑑定にかけられるそうだが、身元は分かるのだろうか。まだ親族が健在なら、どんな気分になるだろうか。また悲しさが戻ってくるのだろうか。それとも狐につままれたような気分だろうか。

 

いずれにせよ、そういう不思議なニュースだったのでブログを書いてみた。

 


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